昨晩、愛媛県産オオクワガタが人工蛹室(ようしつ)の中で無事羽化しました。画像は羽化が始まって6時間ほど経った後のものです。羽がきれいに閉じた完品個体です。あとは時間の経過とともに、お尻が羽の中に収まってくれるのを待つだけです。確実に80ミリを超えた大型個体です!!
この個体は、滋賀県のズボラ親父様(クワガタ関係者は誰かおわかりでしょう)から3令幼虫ペアで譲っていただいた血統の子どもです。その幼虫たちは、一昨年の夏に♂75ミリ、♀48ミリでそれぞれ成虫に羽化。そして昨年の晩夏にペアリング&産卵させ、年末時点で29gを計測した幼虫です。恐らく蛹化前には32g前後になっていたと思われます。卵から孵化(ふか)して10ヶ月後の羽化でした。
奇形で蛹化(体は蛹で頭は幼虫)した出来事で始まった今年の羽化報告ですが、なんとか無事羽化する個体が出始めてくれました。これからも羽化が続きます。
↓↓の画像をご覧下さい。上記個体の兄弟です。現在、人工蛹室で羽化待ちですが、蛹の体重は24gあります。この数字が何を意味するかは、オオクワガタ飼育者ならお分かりでしょう。80ミリ超で羽化する個体の蛹時の当確ラインが一般的には23gと言われています。無事に羽化すればこれもほぼ間違いなく80ミリを超えるでしょう。楽しみであります。結果は報告しますね。あと3週間ほどお待ち尾下さい。
昨日は牧師の休息日。
懇意にさせていただいている滋賀県のクワガタショップの
店主T氏を訪ねました。T氏とは、もはや店主とお客の関係を
越えて、友人と呼べる大切な存在です。
ショップと言っても、店舗を構えているわけではなく、ご自宅の
離れがそのままブリード(飼育・繁殖)部屋となっているのです。
例の『中華楼』で食事をする前に、ブリードルームでお互いの
近況やクワガタ談義に花を咲かせました。
基本的に日本産オオクワガタが中心のショップですが、昨晩は
珍しいものを見せてもらいました。
蛹室(ようしつ。さなぎが羽化する部屋のこと)で羽化後間もない
ヘラクレス・オオカブトと、サタン・オオカブトを見せてもらった
のです。
どちらも中南米産のカブトムシです。ヘラクレスにはいくつか亜種が
ありますが、この晩のはカリブ海・西インド諸島、グアドループ島産の
亜種名「ディナステス・ヘラクレス・ヘラクレス(通称「ヘラヘラ」)
で、角が太い立派な亜種です。(最近、ホームセンターやペット
ショップで見かけるヘラクレスは、亜種名「ディナステス・ヘラクレス・
リッキー」が多く、こちらは角が細くて、華奢な風貌であります。)
グアドループ島での採集は禁止されたそうですから、野外採集の
生体が輸入されることは原則的には無くなりました。それゆえ、
日本国内では、採集禁止前に国内に入荷した個体をもとに、飼育・
繁殖で増やす他ありません。
サタン・オオカブトは、恐らく現在でも稀少なカブトムシでしょう。
「サタン」がローマ神話の農耕神「サターン(英語の Saturday の
語源)」を意味するのか、それとも「悪魔(サタン)」を意味する
のか諸説あるようですが、学名である Dynastes satanas から察する
と、どうも後者のように思われます。
このカブトムシは南米のボリビアが原産で、標高1700〜2300m の
高地に棲息しています。どうやら麻薬栽培地でもあるようで、迂闊に
近づくことができなく、それゆえ採集されることは稀であるため、
稀少種となっているようです。
昨晩はとりわけ、繁殖による羽化後間もないサタン・オオカブトを
見ることができたのは幸運でありました。
稀少ゆえ、高価なカブトムシでもありますからね。
余談ですが、このサタン・オオカブトムシの幼虫時ですが、もとは
とある司法関係者の方が飼育されていたそうです。ところが、仕事の
ストレスと人間関係で鬱(うつ)になってしまわれ、飼育を放棄
されたのをT氏が引き取られたのだそうです。残念で気の毒な
エピソードが背後にはあるのです。
左側の画像は蛹室内のヘラクレス♂、右側の画像はサタン♂です。
画像をクリックしてみて下さい。
毎年この季節に、クワガタ仲間と鴨鍋を囲んでの
新年会を持っています。今年は今月21日と決まりました。
今から楽しみです。
滋賀県は長浜市にある「茂美志屋(もみじや)」の鴨鍋。
絶品なのです!
毎年の楽しみでございます。天然の真鴨ですからねー。
時々、肉から散弾銃の弾が出てくるくらいですから、
偽装なしの鴨肉です。鴨肉と野菜の出汁で作る、締めの
蕎麦と雑炊はサイコーですよ!
21世紀の牧師は「先生」という鎧(よろい)を脱ぐ機会と場が
必要ですね。クリスチャンであることは片時も忘れるべきでは
ありませんが、「牧師」とか「先生」という鎧は時々脱いだ
方がよいでしょう。でないと、鎧の内側は硬直化しますからね。
鴨鍋会での私は○○先生ではなく、ただの○○さんなのです。
そして、皆さんに世の中のことをたくさん教えていただくのです。
何を隠そう、趣味の一つは日本産オオクワガタの
飼育・繁殖です。♂と♀を交配させ、♀に産卵して
もらい、幼虫から成虫に羽化させる過程と結果を
楽しむのです。かれこれ11年のキャリアになります。
(ここ2年ほどは休業状態ですが・・)
80ミリ(8cm)を超える成虫を羽化させることが
ブリーダー(繁殖家)のステータスですが、ここ最近は
飼育技術と幼虫の餌の改良により、82ミリを超える
個体も珍しくなくなりました。「目指せ、85ミリ!」が
ブリーダーたちの昨今の目標のようです。
それにしても、国産オオクワガタはいったいどこまで
大きくなるのでしょうか??(自然界での採集記録は
76ミリが信頼できる事実のようです。)
私は今まで7頭(7匹ではない!笑)ほどの80ミリ
オーバーを羽化させた実績があります。ですが、ここ
2年のお休みで大きく水をあけられております。
今年は再チャレンジの年にしたいですね。


