無料ブログはココログ

« 蓮池透さんの家族会退会 | トップページ | 『同和と銀行』 »

2010年3月31日 (水)

危ない大学・消える大学


『学歴汚染』(http://degreemill.exblog.jp/)というサイトがあります(管理者=小島茂 http://ja.wikipedia.org/wiki/小島茂)。  最近、 「日本の大学の特異性と閉鎖性」 という特集が連載されています。 


ヤンキー牧師さんのブログで、髙田(Wikipedia によると 「高田」 ではないそうです)万由子氏を 「高学歴低学力女」 と一喝されてましたが、 上記 『学歴汚染』 の特集を見るまでもなく、 今日の世界的な基準では、 東大卒は国内の「高学閥」 ではあっても、 もはや 「高学歴」 ではないことは明白であります。 このブログで2009年の世界大学ランキングを紹介したとおり(http://seikouudoku-no-hibi.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/2009-4b1d.html)、 東大は世界ランキングで22位です。 (因みに、私学の雄とされる慶應義塾大学が142位、早稲田大学が148位となっています。)  この種のランキングに伴うバイアスや主観があるとしても、 日本の大学の特異性・閉鎖性を考慮する時、 この順位は 「当たらずも遠からず」 ぐらいの妥当性はあるのではないでしょうか。 今ではそう思うようになっています。


もう一つ、この特集で瞠目させられたのが、 『TK 独り言』 というブログから、 「危ない大学・消える大学」 の検証を紹介していることです。 特に、 地方にある知名度の低い私立大学(多くはバブル期に設立された新設校) の存続の危機が深刻です。 私がいる三重県でも、 すでに三重中京大学(旧大学名 「松阪大学」)が2010年度からの学生募集を停止し、 近い将来に閉校が決まっています。 また、皇學館大学も存続の危機にあります。 上記 『TK 独り言』 では、存続危機にあるもう一つの大学として、 『鈴鹿国際大学』 のケースを検証しています。

鈴鹿国際大学
http://d.hatena.ne.jp/reds-suppo/20100322/1269311513


毎年のように約3億円の赤字ですから、これは相当悪い財務状況であることが分かります。 その上で、改善への積極的な姿勢や取り組みが見られないと手厳しい評価です。


私もかつては大学生伝道の世界にいた者として、 神様から遣わされた大学がどのような大学であれ、 そこで誠心誠意証しに励むことをクリスチャンの学生さんたちには励ましてきました。 しかし同時に、 一人の国民また納税者として大学論・教育論を述べることが許されるなら、 はっきり言って、 「大学」 の名に値しない大学が多過ぎるのもこの国の現状であると思います。 ではどうすればよいかの対策は簡単には思いつきませんが、 海老原嗣生氏の提言するように(『学歴の耐えられない軽さ』 p. 72ー)、 思い切って大学を(特に危ない大学・消える大学を) 「学問の府」 から 「補習の府」 に位置づけ再建を図るのも手立てかもしれません。 もっとも海老原氏は、実践的な学問の修得という点で、学問の府と社会人養成の両立は可能と論じます。 しかし、 「役に立たない学問」(実利や資格取得、金儲けと直結していない意味で) の研鑽という点では、 本来の 「ユニバーシティー」 としての姿からはますます遠くなることも代償として覚悟しなければならないのかもしれません。


« 蓮池透さんの家族会退会 | トップページ | 『同和と銀行』 »

学問・資格」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。